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2010/12/31

敬和学園大学における2010年のソーシャルメディア利用

敬和学園大学では、この1年でソーシャルメディアの活用が一気に進んだ。主に事務局の担当者の努力に負うところが大きいが、僕自身も多少のお手伝いはできたかもしれない。

年の終わりに、この一年の動きをまとめてみたい。


1.公式アカウントの開設
広報用のアカウント @keiwacollege は、2007年に僕が設定したアカウントなのだが、昨年の暮れにリニューアルして、広報係で運用してもらっている。大学でのさまざまな出来事がレポートされているほか、ロケタッチやFoursquareなどの情報や、学食のメニューなども流れてくる。また、新発田や新潟の方々とも多数接点を持てるようになった。
このほか、@keiwakyomu から休講情報、@keiwacareer から就職活動関連の情報が流れてきている。入試の公式アカウントはまだ動いていないが、バレーボール部の公式アカウント、@keiwavolleyball のなかの人は、入試課にいるので、使い方さえ決まれば、というところ。@keiwakyomu は学生向け情報であるけれども、排他性はないのだが、@keiwacareer については、敬和の学生向けに、担当者が足で稼いできた求人情報もある(しかも、相手先の企業情報は書けない)ので、Twitterで公開するかどうか、ためらう部分もあるようだ。入試については、高校生のユーザが少ないこともあって、あまり力が入らなかったが、そろそろトライしてもいいタイミングかもしれない。
このほか、Youtube、Flickrにもアカウントを設置している。Flickrでは、20周年にあわせて写真を整理したこともあって、各年度ごとの写真がSetにまとめられていて、過去の敬和の歴史を振り返ることができる。Youtubeの動画では、バドミントン部関連の動画がかなりのアクセスを稼いでいるようだ。

Flickr: KeiwaCollege's Photostream

YouTube - KeiwaCollege さんのチャンネル

UstreamやTwitcastingも活用している。学校行事では、何度かUstream中継を試みた。大学の日常というのは、伝えようと思ってなかなか伝えられないものであるが、学生たちが楽しく過ごしているイベントを中継することで、少しずつ様子が伝わっていけばと思う。


KeiwaCollege on USTREAM: 敬和学園大学は、新潟県新発田市にあるリベラル・アーツ大学です。大学に関連したイベントなどを中継していきます。. ...

KeiwaCollegeさんのライブ - TwitCasting

Facebookは、まだ本格展開はしていないが、ファンページを設定し、 @keiwacollegeの発言を流しこんでいる。敬和は国際系の学科が多いので、海外との接点からFacebookだけを使っている関係者も多いので、Twitterの情報が流れるのもそれなりの意義があるのだが、できればFacebook独自の使い方を編み出したいところ。

Keiwa College / 敬和学園大学

2.監督ブログの展開
大学広報でブログをどのように活用するか。僕からはたびたびいろいろな提案をしてきたのだが、結局Twitterが先行する形になった。一方で、強化スポーツの監督お二人が、広報と協力してブログを始めた。バドミントン部の松浦進二監督、アーチェリー部の夏井博臣監督だ。お二人とも選手として実績があり、監督としても動向が注目されている方なので、ブログとしてコンテンツを蓄積する( @keiwacollegeからも更新情報がフィードで流れている)ことで、両部や大学自体の知名度アップにも、一役買ってくれているように思う。
敬和学園大学バドミントン部 松浦進二監督の新・一球入魂

敬和学園大学アーチェリー部 夏井監督の今日の弓心地

とりあえずLivedoor Blogでスタートした二つのブログだが、タイミングとしては、そろそろ大学のドメインに移行してもよいかもしれない。

3.教職員、学生などの動向
今年の1年生から、全員にTwitterアカウントを作ってもらった。これまでも授業で活用していたが、一部の授業だけで利用していたので、今年から一気に様相が変わった。このやり方だと、僕に確実に捕捉されてしまうので、別アカを作っている学生もいるが、これはごく少数にとどまるようだ。それよりも、Twitterをそのまま活用している層と、Facebookに行く層、mixiに行く層、何もしない層という、4つに分かれているように感じる。Twitterのようなオープンな場所で発言するには、やはりためらいを感じる学生も多いのかもしれない。
とはいいながら、Twitterユーザの絶対数は確実に増え、敬和の学生たちが情報交換する空間は、確実に出来上がりつつある。僕以外の教員の授業についても、学生たちがどんな風にみているのか、それぞれの評価がリアルに伝わってくるので、非常に参考になる(たぶん授業評価アンケートよりリアルな意見が書いてある)。
Twitterがこれだけ普及しているにも関わらず、2年生以上が自主的にTwitterを始めている様子はなく、1年生のと2年以上のギャップが広がってしまったのは残念。来年はこのギャップを解消するようにしたい。
ブログは相変わらず低調。Twitterの普及により、さらに利用率が下がっている感じもある。
教職員のTwitter利用は、1の公式アカウントの動きを除けば、まだまだ動きは鈍いのだが、数名の教員が積極的に発言するようになっている。これはよい傾向か。Facebookにもぽつぽつと、同僚の姿が現れるようになった。

僕が担当する授業は、1年生中心の共通基礎科目で、「情報」の冠がつくもの。一連の「情報」の授業が終わった後、他の専門科目でも、もっとソーシャルメディアやウェブを有効に使ってもらわないと、なかなか学生には定着していかない。授業以外の課外活動で、もっと利用されるような仕方を考えていきたいが、それと同時に教員の皆さんが「これなら使ってみよう」と思うような仕掛けを、我慢強く提案していく必要がありそうだ。

授業用には、moodleを設置し、僕の授業で利用するとともに、教員の皆さんにも利用してもらえるようお知らせした。これも「使い方」について詳しい説明会をやらなかった(というか、僕もそんなに詳しくないので、「やれなかった」というのが正しいか)ので、反応は皆無。インストールをやってくださった新潟通信サービスさんともちゃんと調整して、きちんと動くようにしてから、学内で普及をはかりたい。

ただゼミでは、Cybozu LiveとかFacebookのグループも試してみた。結果、別にmoodleじゃなくてもいいかなと思うところもある。Cybozu Liveでは、20人までのグループを作れるので、各ゼミに広げていくのも面白いかもしれない。興味のある方ご連絡ください。

4.Keiwa Lunch
3年ゼミで取り組んできた、水曜昼のUstream配信Keiwa Lunchは、毎回ゲストを招いてなんとか配信を続けることができ、教職員の皆さんには認知されるようになった。3年のゼミ生は大半が敬和出身者で、実は他学年などとの接点はあまりなかったので、ゲストを探してくるのが大変だったようだが、学内でいろいろな人と接点を持つことができたのは良かったのではないか。また、次第に配信ノウハウは蓄積されたので、学園祭やクリスマスパーティなどで、@keiwacollege とは別に Keiwa Lunchによる、配信にも挑戦することができた。

毎週の企画の進捗管理、ブログ、Twitterrの更新など、日常的に進めるべき作業を、メンバーで協力して行うことができたかというと、そこはやや不満が残る。「ゆるく」配信とはいうものの、ネットの先には、現実のその時間画面を見てくださっている人がいるわけで、毎週見に来てくれる人達を満足させられるクオリティかどうか、ふりかえり、改善する努力を、もっともっと積み重ねていってほしいと思う。

もっと残念なのは、実は2年ゼミ生にも再三参加を呼び掛けているのだが、なかなかのってくれないこと。去年のゼミ説明で間違ったメッセージを発したのか、2年メンバーは皆、授業時間以外の活動への参加が極めて低調だった。様々な活動の中で、内外の人々と接点を持ち、その刺激の中で成長していこうというのが、僕のゼミの管え方。その考え方が、あまり共有されなかった。活動の継続という意味では、来年入ってくる新2年(現1年)に期待しつつ、現2年生にも働きかけを続けていこうと思う。場合によっては、やる気のあるメンバーだけで展開できるよう、来年の参加メンバーを絞り込む必要があるかもしれない。

Keiwa Lunch (keiwalunch) on Twitter

Keiwa Lunch - 毎週水曜日のお昼休み、敬和学園大学の学食からUstreamで放送中


5.取材など
今年前半は新潟県内でもTwitterが普及し始めたのか、敬和への取材が続いた。5月のTeNYさんの取材では、@keiwakyomu の利用例のほか、僕の授業、学生の利用風景などを取材してもらった。

コミュニティ局FM KENTOのフリーペーパー「Zero Style」からの取材、BSNラジオの「近藤丈靖の独占!ごきげんアワー」にも取材に来ていただいた。

twitter in敬和学園大学|ZERO STYLEのブログ

また、高等教育情報センターのセミナー「ソーシャルメディアの最前線と大学広報」にも、@keiwacollege の担当がパネラーとして参加した。

ソーシャルメディアの最前線と大学広報(高等教育情報センター)


こうした様々な動きの結果、大学、広報などの担当者、僕自身も、いろいろな人に出会うことができた。大学広報としてどこまで直接的な効果があったかわからないが、少なくとも多くの人々のつながりができ、担当者は大学と社会との関係を、よりリアルに実感できたのではないかと思う。この実感は、仕事をしていく上での充実感にもつながっていることだろう。

大学の中でのソーシャルメディア利用も、徐々に進みつつあるが、まだまだできることはある。学生たちにはコンテンツを作りだすためのノウハウをもっともっと伝授しなければならないし、教職員の皆さんにも、ウェブを使った授業の活性化について、もっといろいろな提案をしていきたい。

ともあれ、この1年で学内の環境はかなり整ってきた。来年は他大学もソーシャルメディアをもっと使い始めるだろう。来年は、ソーシャルメディアを使って、教育、研究その他大学の様々な活動が、もっと活性化させていきたい。学生・教職員がソーシャルメディアをうまく活用して、結果充実した時を過ごし、その様子が社会に伝わり、成果を社会に還元できるようになればと思う。

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