荻上チキ『12歳からのインターネット』
『12歳からのインターネット』は、レベル1くらいのユーザーに対して向けられたトリセツであり、「可能なるネットリテラシー」を身に着けるための「初心者の館」です(ところどころ《はぐれメタル》 です)。本来であれば、身近にちょっとネットに詳しい人がいればその人に聞けば済むようなことでもあるはずなのですが、しかし丁寧に教えてくれる「ちょっ とネットに詳しい人」がいない人もたくさんおり、漠たる不安が広がっている現状もある。そういう状況であえて、「ネットの世界にようこそ!まずは、この本 をどうぞ」と差し伸べられるような本に仕上がったのではないかと思います。
「危ない」インターネットやケータイから子どもを遠ざけるだけだと、大学生にもなって、検索結果と広告の区別もつかない学生を生み出すだけだと僕は思うので、12歳のためにはむしろ「転ばぬ先の杖」を用意することが、非常に大事。ネットなんかなくても生きていける世代と、これから先を生きる世代では、全く立場が違うということを、社会はもっと理解する必要がある。しかし、12歳のところまで降りていくのは意外と帆年の折れる作業だと思う。以前紹介した大向一輝氏の『ウェブがわかる本』と並び、まず親と教師が読み、子どもに勧めるべき基本書になりそうな予感がする。とりあえず発売されたら手にとって見ることにする。
岩波書店
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まず、親と教師が読んでおく
初心者向きで、記述も丁寧、サンプル画面も豊富
平易な教科書筑摩書房
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過去の炎上事件簿としても楽しめる
「炎上」を切り口に、ウェブの生理を整理
文章や構成は良いんですけど…モゴ、モゴ、モゴ
サイバーカスケードをキーワードとしたインターネット言論入門
Web現象についての醒めた論議:少し離れた視点追記:ミシマ社のブログでも紹介記事を発見した。
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コメント
12歳って言うと僕らの頃でもまだ各家庭に回線がそんなにひかれてなかった頃ですからね。
つまり僕ら以前の世代の方々は12歳でネットと言うものを体験していないわけで(^_^;)
そういった人に12歳くらいの子供にどう教えていけばいいのかと言う視点から書かれた本もこれから必要になってくるんでしょうかね?
投稿: Nancy | 2008/06/04 12:19