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2007年5月

2007/05/30

殯の森

映画「殯(もがり)の森」を見るために、めずらしく2時間テレビの前に座ったのだが、途中、これまためずらしく家の電話が鳴ったりして、後半集中力が低下した。

『殯(もがり)の森』は、奈良を舞台に認知症の老人と事故で子供を失った介護福祉士の女性が、道に迷って森をさまよう中で再生の希望を見いだしていく物語。深い森の美しい情景とともに、2人の心の交流や感情の変化を描いている。

映画のあらすじは、短くこんな風にまとめられている。最後のほうの集中力の低下で、感情移入できなかったのだが、考えさせられる内容であった。日本人と違う死生観を持っているであろう、カンヌにいた評論家たちが泣いたというのは、意外といえば意外であるが、やはり死というものに対する視線は、万国共通のものがあるのだろう。

 

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写真編集サービスPicnik

またまた写真編集のサービス。TechCrunch Japaneseの記事で、Picnikというサービスの存在を知った。はてなブックマークを見ると、日本人ネット界でも、2月ごろ話題になっていたみたいだが。

Picnikはすばやく、シンプルで、使いやすく、当初からFlickr、Picassa Album、 Facebookの各種アルバムをサポートしている。ユーザー登録も必要ない。必要な仕事を黙ってきちんとやってのけるサービスだ。

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2007/05/29

消費される訃報

最近テレビを見なくなってしまったので、正確に記憶していないが、たしかテレ朝の報道ステーションで、2ヶ月に1回ぐらい、最近亡くなった人のことを映像でまとめたものが流されているように記憶している。あれを見ながら以前から思っていたのだけど、結構な有名人の訃報でも、2ヶ月に1回のまとめでは、ずいぶん前のことのように感じられることが少なくなかった。結局、今の時代の「時間の流れ」とは切り離して、長いスパンで悲しみを背負い続けるのは家族ないしそれに準ずる立場にある人だけで、ニュースに出てくるような有名人の死も、短期間で消費されてしまう。

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InTheSpiral: ユダの福音書

弟のこと、しつこいですがときどき書きます。

(ところで、ログインできない故人のブログをインポートするのに、いいツールってないだろうか。バックアップをとっておきたいんだけど。)

ちょうど彼が死ぬ一年前、昨年の5月に、彼は、ユダの福音書に関するNational Geographicの記事を紹介している。

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2007/05/28

ZARDの坂井泉水さん死去

SANSPO.COM > ニュース速報.より。

坂井泉水(さかい・いずみ)さんが27日午後3時10分、脳挫傷のため東京都内の病院で死去した。40歳。

子宮頸癌で入退院を繰り返していたようだ。「若すぎる」というのは簡単だけど、「病気」という躓きの石は、若いうちから、結構いろんなところに転がってるんだなあと、つくづく思う。

2007/05/27

新潟の全村公衆無線LANの村で「Free Wi-Fi Night」をやるってのはどうか

新潟県内では公衆無線LANの普及率は非常に低く、外でノートを広げて何かをやっているという光景を見かけることがほとんどない。これだけ携帯での接続が普及してくると、ますますその傾向は強まるのかもしれない。

そんななかにあって、以前から全村に公衆無線LANをはりめぐらせようとがんばっているのが、弥彦神社のある弥彦村。
今日行ってみたところ、こんな感じで食堂にもWi-Fiの文字があった。

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写真にキラキラを追加できるサイト

100SHIKI.COMより。

プリクラ風にデジタル写真に「キラキラ」をちりばめるなど、若者受けするエフェクトを追加できるBlingee.com。日本語版でこういうのがあれば、女子学生がよろこんで利用することだろう。

Pixenateというのもあるのだが、よりシンプルで大人向け。そのままFlickrにアップできてしまうのはPixenate。Blingeeは、独自のアカウントをとらせて、サイト内にアップさせ、お互いに作品を評価しあうという仕掛けのようだ。 

2007/05/25

Google Calendarを携帯で

パケット定額にしてないのに、最近いろんなサービスを携帯で動かし始めている。

敬和では、「家ではネットがつながってない」という学生がたくさんいて、一週間一度もパソコンからネットにアクセスせずに、次の週の授業に戻ってくるケースも多い。とても信じられない、といってもしょうがないので、「携帯でも使えるんだよ」ってことを紹介して、少しでも興味を持ってもらおうと、いろいろ調べはじめて、自分のほうがハマっているという次第だ。彼らが家でアクセスしないのは、その必要が無いというのが主要な理由で、パソコンが無いとかネットを引けないとかいう現実的な理由の人は恐らく少ないのだろう。つまり、携帯で使えたとしても、そもそも必要が無いものは必要が無いのだ。

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Joost

ネタフルの「 [N] 「Joost」の招待状を手に入れよう.」から、TechCrunchの専用ページに飛んで、10,000人限定解放中という、Joostの招待状をもらった。さっそくダウンロード。テレビですらあんまり見なくなってしまっているので、今後継続的に見るかどうかは微妙なところ。ノートでながら視聴といっても、画面を占拠されちゃうんだよね。

JoostはSkypeの創業者が始めたP2Pベースの番組配信サービスで、米国では結構注目されているけど、日本ではコンテンツが出てくる見通しが立たないせいか、いまいち知名度もあがってきてないし、類似サービスもでてきてない。僕も以前記事に書いたと思うけど、わすれてた。JoostはCGMではなく、「公式コンテンツ」をP2Pで効率的に流すというアプローチなので、Youtubeやニコニコ動画とは、そもそもの発想のベースが異なる。

結構たくさんチャンネルはあるような感じだが、魅力的なものは少なそう。かろうじて興味をもてた「International Music Feed」の「IMF Asia」では、さっき宇多田ヒカルのPVが流れてた。

iPod nano

いずれ一番ハードディスクが大きいのを買おうと思っていたiPodだが、結局なんだか妙な理由で、nano8ギガを買うことになった。

iPod nano


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2007/05/24

商用アプリの代わりとなるフリーウェアを探す:OSalt.com

リンク: Open Source: Find free alternatives to commercial software at OSalt.com - Lifehacker.

この手のツール探し、最近はもう真面目にやることはほとんどなくなってしまったのだが、学生たちからはMS Officeがないんですけどどうしたらいいですか?という質問をよく受ける。

osalt.comは、単に代わりとなるソフトウェアのダウンロードサイトなのではなく、商用アプリケーションの名前から、代わりとなるアプリケーションを見つけられるというものだ。たとえばPhotoshopという名前で探せば、Paint.NETとかGimpshopといった名前が出て、各OSへの対応状況も示される。

NTT東西間での「ひかり電話」通話不能--4時間後に回復 - CNET Japan

今朝、NTTの東と西の間で、ひかり電話が使えなかったようです。

リンク: NTT東西間での「ひかり電話」通話不能--4時間後に回復 - CNET Japan.

先日フレッツが普通になったときはかなりイライラしましたが、今回は不通になったことに気づきませんでした。もちろん、東の中では通話できたということですが、どっちにしても気づかなかった。僕の中での固定電話の存在感というのは、現在、その程度のものになってしまったということなのでしょう。

窮屈な通夜までの顛末

なぜかNewsingに「 「お葬式は無駄」を信じてはいけない - [葬儀・お墓]All About.」がリストされていて、思わず読んでしまった。この記事の中では、葬儀を大事にすべき理由として、以下を挙げている。

  • 現実を受け止める手助けをする
    「ウソだ……」死を目の前にしたとき、誰もがそう思うことでしょう。儀式はこの出来事を現実のものとして受け止める手助けをします。感情的に受け止めるにはまだ時間がかかりますが、事実を確認することは悲しみを乗り越えるための第一段階として非常に大切なプロセスです。
  • 友人や家族が集まるチャンスを与える
    集まった友人・知人は遺族の心の支えとなります。
  • 精神的な支えを得ることができる
    宗教的な儀式を行うことによって、精神的な支えを得ることができます。
  • 故人の人生を振り返る助けとなる
    故人と向き合い、過去の思い出を振り返ることができます。
  • 大きな変化・区切りを認識する
    人間は、変化や区切りをつけるためにさまざまな儀式を行ってきました。儀式は次へのステップへの足がかりとなります。
  • 故人に対する気持ちを他人にわかってもらう機会を与える
    故人に対する思いを発散できるチャンスでもります。

教会に対するリスペクトとして、「精神的な支えを得ることができる」のことにもふれるべきかもしれないが、今日は「故人の人生を振り返る助けとなる」と「友人や家族が集まるチャンスを与える」について。

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2007/05/23

高校で進路講話

新潟の亀田というところにある、新潟向陽高校で、進路講話をさせてもらった。

ネットがつながらない中で、ネットの話をした。聴衆は高校1年生、計算が正しければ、91年生まれの世代だ。応対してくれた先生は、生徒の態度をずいぶん気にしていたけれど、僕はそんなに気にならなかった。

一部の寝ているメンバーを、覚醒させるチャンスを逸してしまったのはもちろん残念だけど、新潟全体としてみれば、高校生にウェブの話をして、それが自分の進路に関係あると自覚させることは大事なことだと思う。全員たたき起こして聞かせる必要は無いが、響くべきところに響かせることが大事。ハードルは低くないけど、今後もチャレンジは続けていきたい。

2007/05/22

時間の流れ

弟直哉のブログが最後に更新されてから、すでに一ヶ月が過ぎた。しかしいまだに実感はわかない。もともと離れて暮らしていたし、意識不明になってから病院に行った僕は、臨終の会話に相当するものも、なんら交わしていない。病院と葬儀までの出来事を思い出して、それが現実だということを、自分にいいきかせるより方法がない。子供の頃、くも膜下出血で急逝した祖父の「最後の言葉」はなんだったのか、家族で話題になったことがある。祖父は「頭が痛い」(の津軽弁)と言って、倒れ、そのまま病院で亡くなったという。「頭が痛い」が最後の言葉なのか、と僕はそれがすごく切なかったし、そのことを弟とも話したような気がする。

今回弟の最後の言葉がなんだったのか、僕は聞いていないが、たぶん「頭が痛い」か、別のたわいもない一言だったんじゃないかと思う。その一言を聞いていれば、それはそれで切ない気持ちになっていると思うが、事実をもう少し受け入れやすくなっていたかもしれない。

たぶん2004年に父の版画展.があったころだと思う。父の版画が老後の小遣い稼ぎぐらいになるよう、ネットで販売する方法を考えようという話をしていたことがある。父の作品は超ローカルな、中高年の津軽人のノスタルジーに訴えようという作品なので、東奥日報の広告欄を使うとか、僕は当時色々考えてみていた。弟もその可能性を否定しなかったが、一方で父自身がキャッチアップできないだろうという見通しを示した。「お父さんは、今の時代の時間の流れについていくつもりがないと思うよ。」と彼は言った。

そういいながら彼は、父にHPの写真専用プリンタをプレゼントしていた。実際父は今も、写真専用プリンタに、デジカメのデータが入ったSDカードを差し込んで、そのまま印刷している。父が「時代の流れ」についていくつもりがあるのかどうか、まだよくわからないが、それほど見通しは外れていなかったかもしれない。

彼がIT業界で感じていた、「時間の流れ」は、たしかに早いものだった。僕のはてなブックマークでも、彼が入院してからだけで200件以上ある。そのうち一週間以上が、病院と葬式で費やされているので、約20日でこの数字だ。彼がこの世で見ることの無かった新しいサービスも、いろいろ出てきている(当初Twitterを見ることなく、彼はこの世を去ったと思っていたが、ちゃんと4月中旬まで彼はTwitterを使っていた。でもたとえば、AboutmeやWired Visionについては知らないわけだ)。彼はその真っ只中にいて、10年間格闘しつづけた。

速い「時間の流れ」から抜け出した弟は、いきなり永遠に止まった時間に旅立った。誰しもいつかはそうなるのだ。でも、彼の止まってしまった「過去」をつづる一方で、今の時代の「時間の流れ」で、さまざまな事象について同時平行でブログを書いていると、彼が今そのギャップに戸惑っているのではないかとか、この先の時代に向けた次の挑戦ができなかったことや、時代に取り残されていってしまうことを、無念に思っているのではないかとか、いろいろ考えてしまう。

グーグル文化の担い手S・サリバン氏の仕事 - CNET Japan

Googleの「最高文化責任者」(Chief Culture Officer)であるStacy Savides Sullivan氏のインタビュー。Googleが独自のフラットな組織を維持するために、相当なエネルギーを注いでいることがよくわかる。

リンク: グーグル文化の担い手S・サリバン氏の仕事 - CNET Japan.

われわれは雇用プロセスに非常に重点を置いています。面接をするとき、まずはその人物が研究活動や学位に加えてバックグラウンドの観点から仕事をするのに
十分なスキルと経験を持っていることを見極めようとしますが、同時にその人物がよい文化を作り、チームに合うかどうかも見ていきます。

(中略)

わたしが知る限り標準的な質問というのはありませんが、例えばですが、「飛行機にいくつのパン箱を詰めこむことが出来ると思いますか」というような質問を
するかもしれません。この質問は、その人物に適応力や柔軟性があるかをはっきり示してはくれませんが、確実に考えのプロセスや理由付け、その人物が正しい
答えなりなんなりを合理的に説明する筋道を示してくれるでしょう。これには明らかに正しい答えはありません。単に、その人の考え方や、考え方の手順につい
て知ろうとしているだけです。

これは人事採用に関する話であるが、学風によって成り立つ大学にとっても考えさせられる話題である。大学は教職員だけではなく、というよりもむしろ、入ってくる学生によって大きく雰囲気が変わる。もちろん大学が学問を行う場所である以上、高校までの学力が、その雰囲気を決める上で、大きくものをいうのはいうまでもない。

しかしそれだけではない。どんな学風の下に、どんな学生を育てて、どんな風に社会に送り出すのか。そういうトータルな発想に立つならば、それなりに練られたアドミッションポリシーのもと、学生を選抜することはできるのではあるまいか。もちろんこれだけ大学をめぐる状況が厳しくなってくれば、そんな厳しい選抜を行えないところも増えてくるだろう。でもそのためにポリシーを捨ててしまえば、あとは落ちていくのみだ。AO入試というのは、どんどん全入時代の学力不問の象徴のように見られるようになっている。AO入試でどんな質問をし、どのように多角的に学生の才能を見るのかという点について、どれだけの大学が、その評価法に工夫を凝らしているだろうか。

結局Googleにはたくさんの優秀な人材が応募してくるので、その中から自分たちの文化に合った人たちを選別していくことができるわけだが、そういう恵まれた環境に無い場合であっても、どこまで粘り強く、自分たちの文化に合った人を選び抜くか。またその「文化」なるものが、人々の十分評価されるものなのか。常に客観的な目を曇らせないようにしたい。

2007/05/21

mixi、ユーザー数1000万人突破--サービス開始から3年3ヶ月 - CNET Japan

SNSがこれだけ浸透したというのもすごいけど、なぜmixiが独走したのか、最初Greeのほうが気に入っていた僕としては、興味あるところだ。結局はネットワーク外部性ってことで説明がついて、どこかで勝負がついちゃったってことなのだろうか。

リンク: mixi、ユーザー数1000万人突破--サービス開始から3年3ヶ月 - CNET Japan.

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2007/05/20

「不安の種子」の連鎖:山の湯旅館の生卵

上の妹も、mixiの外に出て、Blogに書くことにしたそうだ。

リンク: 手先口先 : しょっぱなからこんなん。.

次兄の肉体は無くなってしまったが、彼の人格や言行は人々の記憶に残っており、今も彼らに影響を与えることができる。そのことが、私の心を慰めてくれる。不安の種子の発芽と闘う人生だったとしても、彼は幸せな、意義ある暮らしの中に生きていたんだと思わせてくれる。

私の悲しみは、誰よりそのことを伝えてあげたい次兄と、この世では語り合えないということだ。

一戸家の運営形態は、もう一度やり直しても、「この世では語り合えない」ものをたくさん残すような気がする。それは今とても悲しいことであり、そうならないよう、これから家族のコミュニケーションはより密になるのかもしれないが、でもやはり、「悲しいこと」は今後も残ることだろう。どこの家でもそんなもんなんじゃないかっていう気もする。

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子供の頃の写真

今年の正月、兄弟姉妹が、それぞれの子供の頃の写真を両親から受け取っていた。
弟の分はいま、奥さんの手元にあるわけだが、今日デジカメで撮ったものを送ってもらったので、先ほどFlickrに挙げておいた(または、Naoya, See you again)。

もやそばを食べさせる非合理な陰謀.」の念仏を唱えたのは、これぐらいのときだろうか。

n12

中学に入って坊主頭になる前ではあるけど、この写真の弟は、陰謀説を唱えるには、幼すぎるような。。。

もやそばを食べさせる非合理な陰謀

今度は、Tsuyuguchiさんの奥さんの2uさん(これも「つゆ」ってことか)による、僕の弟直哉に関するエントリー。

リンク: 地に足がついている日記 � 爆発的な感情を行動に起こす前に適正な言葉で表現する能力.

2uさんのみるところ、大人になった弟にも「爆発的な感情」が秘められていたけれども、その感情に基く行動を「適正な言葉」で論理的に説明しようとつとめていた、という趣旨。非常に納得させられる。

まあ、家族の中ではもしかしたら畳の上で寝ころんで手足をバタバタさせ「僕はトンカツよりもカツ丼がいい!!よくわかんないけどどうしてもっ!」と言って いた過去があるのかもしれないが・・・(というかそんな過去があれば是非教えて欲しい)。たぶん今ならカツ丼への熱い衝動を適正な表現で語ってくれるであ ろうと、予想。

このくだりで「過去」について真っ先に思い出したのは、もやそば事件。おそらく80年代初頭のできごとだ。

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2007/05/19

「しあわせの理由」の感想:Tsuyuguchi版

弟直哉の友人であった、Tsuyuguchiさんのブログに、「「しあわせの理由」を読んだ理由」がアップされていた。

n#
は自分の選択には誇りを持っている人だったような気がする。明確な根拠ととともに選択肢とリスクについては挙げてくれるが、相手に選択を強要しない人だっ
た。だからこそひとつ前のエントリでも述べたようにその会話には経験にもとづいた重みと、安心できる何かをを感じた。そんな選択の連続が人生だとするなら
ば、選択できない状態とは彼にとって何だったのか。一方でそのことに思いを巡らせると形容しがたい感情が込み上げてくる。

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Flickr: Interestingnessの高い、他の人の写真をチェックする方法

Grease Monkey Scriptで、他の人のinteresting値の高い写真を覗き見してしまおうというもの。Firefoxで動く。「便利」」というのともちょっと違い「この人のベストの写真はどれなのかなあ」という、ちょっとした関心を満たしてくれる。

リンク: Flickr Buddy Interestingness - 6V8 - Production of my Mind.

Buddyアイコンをクリックして出てくるメニューに「Quick Interestingness」が追加され、選択するとInterestingness上位の写真がポップアップで表示される。

Flickr Inspectorでも同じことができるが、Inspectorは他の情報も取得する分、結果が出るまでちょっとタイムラグがあるし、このサイトに移動して情報を入力する必要がある。

2007/05/18

アバウトミーでさらに分身が多重化

ニフティのアバウトミーに登録してみた。

リンク: アバウトミー - 自分発見プロフィール : shinyai.

ITmediaのアバウトミー紹介記事では、「自己紹介+RSSリーダー+Twitter」という表題がつけられている。

僕がざっと見た感じでは、初心者向け機能としては、1)簡単な自己紹介、2)Twitter的な「今何してる?」の書込み、3)Wiiのみんなの投票チャンネルのようなたわいも無いアンケートへの参加(新しい質問もユーザが設定できる)といったところ。登録はmixi型ではなく、Twitter型。つまり「片思い」ありのようだ。携帯対応がいつになるのか、そのときにどこまで初心者向けにわかりやすく楽しいコンテンツを作れるかが鍵になりそう。今のところ、初心者の向けのコンテンツはあるけど、「mixiでいいや」といわれてしまう感じだ。

RSS関連の機能は、Twitter、というよりは、Tumblrに近い感じがある。どんなRSSでも登録できるので、RSSリーダーとしてマイページを使うこともできるし、自分があちこちに持っている、ブログ、ソーシャルブックマーク、写真や動画共有サイト等の更新情報を、一元的に表示させることもできる。自分のものと他人のものを混ぜることもできる。これは僕のTumblrですでに発生している、「分身の自動更新」状態と、一緒のことが起こりうる。

で、気がついたのだが。今とりあえずいろいろな自分のサイトのRSSをアバウトミーに登録した。同じことをTumblrでもやっている。そこでTumblrのRSSをアバウトミーを登録すると、アバウトミーで多重化が発生することになる。

携帯からココログ

今日「先生の日記って、携帯から見れないんですね」とmixiで言われた。たぶんmixiの中で日記を書くのではなくて、ココログにリンクさせているから、携帯からmixi経由でブログにいけないってことだろうと思う。、

そうだとは思うのだけど、一応調べてみたら、ココログ自体は最近携帯対応になったようだ。さっそくQRコードをはっておいた。

リンク: ココログがバージョンアップ.

2007/05/17

news : 人間と機械の融合、その最前線(2)

脳の話題にはかなり敏感になっているのだが、もうすぐスタートとなる、Wired Vision、ひそかに更新されていて、こんな記事があった。

脳の信号をコンピュータに送ることができるならば、今まで意思表示ができなくなっていた人の生活の質は、根本的に向上することだろう。

リンク: news : 人間と機械の融合、その最前線(2).

米Cyberkinetics Neurotechnology Systems社
開発した、脳とコンピューターを接続するインターフェース『BrainGate』は、脊髄を損傷した人たちにとって画期的な装置だ。BrainGateを
脳に直接接続すると、麻痺状態の人々がコンピューターを操作し、スイッチを入れ、人工腕を動かせる――頭の中で考えるだけでそれが可能なのだ。

 

(中略)

 

 

そして今、BrainGateは、動くことも喋ることも全くできない、いわゆる「ロックド・イン」状態にある患者からの脳信号もピックアップできると、Cyberkinetics社の研究者は語っている。

(中略)

 

同社の研究者たちは、筋萎縮性側索硬化症(ALS、いわゆるルー・ゲーリッグ病)患者の大脳皮質活動を記録している。脳幹卒中のため話せなくなった別の被験者は、BrainGateを使ってタイプができるようになった。

 

BrainGateでは、脳に埋め込まれた電極から外部のアンプに信号が送られると、その指令がソフトウェアを介して伝達され、コンピューターの
カーソルを動かすなど、電気信号を利用した動作が可能になる。試験システムは有線だが、Cyberkinetics社の研究者は、最終的な製品はワイヤレ
スになる予定だと語っている。


2007/05/16

ALPSLAB routeのミニ地図帳

教会から火葬する斎場までのルートを、この前、Alpslab routeでつくり、ミニ地図帳機能で印刷してみた。

リンク: ALPSLAB route (目白聖公会から落合斎場).

出発地点と目的地が出てきて、QRコードもついていて、折りたためて、これはかなり便利だと思う。が、やはり地図情報なので、白黒情報だとちょっとキツいかなという感じがした。特にこういう案内系の印刷物は、年配の人に見せるために使うことが多いので、眼鏡の上げ下げが必要になるようだと、ちょっとね。

コミュニケーションに関するnaoyaiの見解

2005年3月に、このブログのコメント欄で、弟がこんなことを書いていた。僕はこの後どんどんwakhokの国際部門の仕事に引き込まれていって、彼と似たような経験をどんどん積み重ねていくことになる。

リンク: ICHINOHE Blog: Japan Day 2 - SOA Seminar in Japanese!.

とにかく苦労したのは、英語が聞きとれる・話せる人にコミュニケーションが集中してしまうことで、しかもそ
の人が必ずしもその企業のビジネスのコンテクストとエンジニアリングのコンテクストを両方持っているわけではないので、話がとっちらかってしょうがない。
さらに、英語が苦手な人というのは自分が聞き取れない・わからないということにあたふたするだけで精一杯で、相手が何がわからないかも想像力を働かせるこ
とができない。そんなわけでパートナー企業が小さなことから大きなことまでとんちんかんなことを言いそうになるのを交通整理するのに必死でした。僕のロー
ルではよくあることではあるのですが、ちょっと久しぶりだったのでくたくたになりましたよ。

外国語が話せるってことと相手の思惑を推し量るってことは別のスキルだと僕は思うのですが、得てして外国語をまじえたコミュニケーションはその両方
が必要なことが多いと思います。でも、そのどちらかができる人はもう一方が出来なくてもそれを補完できるはずではないでしょうか。まあ、どうしても話す・
聞くほうが先にたってしまって、そこであたふたしてしまうのはわからなくはないんですが、慣れは必要かもしれないけど話せないなら話せないなりの気遣いの
あり方ってのがあるんじゃないかと僕は思います。それは英語圏の人に対しても思うし、日本語を話す日本人に対しても思います。

ビジネスもエンジニアリングもわからないけど、英語だけ上手な人っていうのはたしかにいて、その人だけを窓口にしようとするととんでもないことになってし
まう。でも、英語に自信がない人は、どうしても腰が引け目になってしまって、必要なコンテキストにあわせて話の進め方をコントロールするというのができな
い。


「外国語が話せるってことと相手の思惑を推し量るってことは別のスキル」なんだけど、両者は相互補完的でもある。前者だけのスキルでぺらぺらしゃべるけど、相手の思惑が全然見えていない人は多い。逆に、相手の思惑を読むというのは、基本的には語学力それ自体とは別物なんだけど、でもやはり、言葉から情報をつかめるかどうかというのは、「読み」の正確さを左右する要素の一つではある。

2007/05/15

e香典袋

今回の弟のように、若くして人が亡くなると、弔問客の平均年齢もぐぐっと下がることになるのだが、結果的にお葬式の経験が必ずしも豊富ではない方々が、たくさん葬儀に参列してくれることになる。
葬儀というのはどたばたと行われるものなので、遺族側も革新的なことはなかなかできない。

そういう状況の下、今回特に工夫の余地があるなあと思ったのは、香典袋や芳名帖についてである。

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2007/05/14

かみともにいまして

本日より授業再開。
大学の様子は、特に何も変わってはいない。出遅れてしまったプロジェクトのフォローアップに奔走。

弟の葬儀の直後(いや、最中か?)、彼の友人が(恐らく携帯から)Twitterにこのように書き残していたのを発見した。


  友達のためにいつくしみふかきとかかみともにいましてを歌うのはいやです

「いつくしみふかき」は葬儀の定番なので、僕も知っていたが、「かみともにいまして」は、実は過去に歌った記憶が無い。

リンク: 賛美歌・聖歌かみともにいまして.

こちらはどちらかというと、卒業式の定番のようだが、葬儀でも使ったりするのであろう。「また会う日まで また会う日まで かみのまもり 汝が身を離れざれ」は、「永遠の別れ」への気持ちを和らげる、すごくいい歌詞だなと思った。

2007/05/13

悲しくてもなぜか笑う

上の妹が、今回の弟直哉の死について、mixiに書いたものを読んだ。
思い出した。そう、今回も、闘病中から葬儀が終わるまでずっと、みんな、悲しいのに毎日何かをネタにして笑っていた。

葬式での笑いといえば、うちの家族の中で必ず話題になるのが、母方の祖母の葬儀の際の、「先行ってくれや」事件(1984年)。
お経の間に足がしびれてしまった、叔母の義理の父が、焼香の際に立ち上がれず、「先行ってくれや」といいながら、ひっくりかえって悶絶した事件だ。この様子を、向かい側で見ていた喪主である祖父や故人の実子である母ら兄弟姉妹、僕ら孫たち、皆が連鎖的に笑ってしまい、収拾がつかなくなりかけた。祖母の実姉が、「不謹慎な。。」とぼやいていたらしい。

今回も、家族がそんな不謹慎に笑ってていいのかと、傍からいわれてもおかしくないくらい、常にシリアスでありながら、一方で常に笑おうとしていたように思う。何がネタになったのか、いちいち思い出せないが、またそのうち家族で集まるうちに、それぞれの記憶が持ち寄られ、増幅されて、エピソードとして定着していくことだろう。下の写真は、喪服に、迷彩色のズボンとカラフルなソックスを合わせてみせる、末の妹。弟の顔を見てはぼろぼら泣いていたかと思うと、こうして歯を見せて笑っていた。

200705 026

僕は弘前に戻ってから、両親の周遊券の払い戻しのため、一緒に弘前駅まで行ってきた。払戻し手数料を取られたため、周遊券で割り引かれた金額が、ちょうどチャラになり、通常通りに切符を買ったのと同じ額がかかることになった。両親は「全部直哉のせいだ」といって、笑った。

こうして僕らはずっと、家族の中で最初に退場してしまった弟のことを、事あるごとに思い出し、笑いながら生きていくのではないかという気がしている。

僕が、葬儀や死のことをブログで話題にしたり、写真をFlickrにアップしたり、ということを多少ためらいつつ結局やってしまうというのも、悲しいときこそ笑おうという、一家のある種の確信を、僕なりに継承している結果なのかもしれない。

津軽学

正月に弘前の紀伊国屋書店で見つけて、なんとなくそのときは買わなかったのだが、今回「津軽学」
というシリーズの1号、2号を買って帰ってきた。東北芸術工科大学赤坂憲雄教授の「東北学」研究と連携しての取組みのようで、同様に「会津学」「盛岡学」「仙台学」「村山学」といったシリーズがあるようだ(弘前の紀伊国屋書店には揃っていた)。

もともと津軽の人、とりわけ地元にいる人の郷土愛は強い。他地域から来た人には共感不可能と思われるものも多いように思う。しかし郷土愛の強い人とよそ者が、互いに遠慮なく、その地域について語り合うことで、より郷土への理解が深まっていくであろうし、そういう意味では郷土愛の強い人の存在は、地域学にとって不可欠のものとなるであろう。

ぱらぱらとめくった感じでは、昔の津軽の風景がでてきたりして、めくるだけでもなかなか楽しい。父の版画作品を見てくれる人たちと、どこかでつながるような気がしないでもない。

5月5日の写真

Flickrに投稿する5月5日の1枚は、弟naoyaの棺の写真にした。

Naoya waiting for his funeral in Mejiro Anglican Church, Tokyo, Japan

ICHINOHE Blog: 24 Hours of Flickr.」を書いたとき、弟はすでに入院していたけれど、5月5日の時点で、弟が棺に入っているとは、まったく思いもしなかった。本来ハッピーな出来事を記録して投稿すべきなんだろうが、僕にとっての2007年5月5日は、棺に入った弟との会話と葬儀の準備であったわけだから、やむをえない。実は5日の日、用事で新宿にも行っていて、最初弟夫妻と行った大久保のチャガルチ市場の写真とか、新宿の歩行者天国の様子も撮ったりしてみたのだけど、やはりこの日の自分を表すものは、棺の写真だということになった。

2007/05/12

弟の闘病と「しあわせの理由」

両親とともにいったん実家の弘前に戻った後、今朝から奥羽本線特急いなほで6時間ちょっと、さきほど新潟に戻ってきた。

先日「 ICHINOHE Blog: 「幸せの理由」と怪奇大作戦.でちらっと書いたグレッグイーガンの「 しあわせの理由」について(ひらがなで「しあわせ」が正しかった)。すでに妹、僕の友人、弟の友人、いろんな人が僕に続いてこの本を読み始めていて、局地的な口コミが発生しかかっているようだ。

さて、先日のエントリーで僕は、こんな風に書いた。

脳が保証してい る「自分」という存在の危機に対し、SF好きな彼が、彼なりの解釈をしていたことは、十分にうかがい知れた。弟が世を去った今、 その解釈の正しさを確認することはできないし、たとえもう一度会うことができて、話すことが許されたとしても、彼は僕の分析を否定し、依然平静を装うと思 う。

その「解釈」とは何か。披露するほどの深い話でもないのだが、表題作を読んでいたときの現実の直哉の状況とあわせて、少し書いてみよう。

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2007/05/09

Naoya, see you again.

n#, naoyaiこと、弟一戸直哉の葬儀が昨日終了した。

当ブログを読んでから参加してくださった弟の大学時代の友人の皆さん、大勢参加してくださったマイクロソフト(彼は勤続10年の「古株」だったそうだ)をはじめ、仕事関係でお世話になった方々、十分皆さんにお礼ができず申し訳ありませんでした。

幾人かの方々に、弟の生前の活動ぶりを教えていただき、非常に嬉しかった。


Mejiro Church
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ログを見ると、弟のことを検索してここに来てくださってる方が、依然としていらっしゃるようだ。落ち着いたら、葬儀の際に感じたこと、彼の子供の頃のことなど、ときどき(両親に教えると読んで悲しむのでこっそり)書いてみようかと思う。

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2007/05/05

「幸せの理由」と怪奇大作戦

病気闘病中だった弟のn#あるいはnaoyaiが、昨日、息を引き取った。
彼のオンラインでの控えめな闘病宣言は、以下の通り、ごく短いものであった。
リンク: InTheSpiral: hospitalized - on my own will!.

hospitalized - on my own will!

色 々ご心配ありがとうございます。来週に入る予定だったけど、実は自ら予定を早めて今日からhospitalize生活です。 手術とかあるから面倒と言えば面倒なんですが、これ一発であとは大丈夫って話だし、ちょうど仕事の合間に当たってラッキーな感じです。 詳しいことは後で個別に話しますが、えー、今痛いんだけど後が興味深そうです。グレッグ・イーガンの『幸せの理由』とか『ディアスポラ』が関係あります。

   

オンラインだけでなく、僕ら家族にも平静を装って病気に立ち向かい、手術からわずか1週間、32年の短い一生を終えた。僕は、彼が装った「平静」の裏にあるものを、結局最後まで見破ることができなかった。

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2007/05/01

Amazon.co.jp: ディアスポラ: 本: グレッグ・イーガン,山岸 真

原稿に追い詰められた状態で、さらに別の事件も起きて、連休らしいゆったりした気分は全くない。

今になってグレッグ・イーガン「ディアスポラ」について調べてみて、弟のいいたいことがちょっとだけ見えた。これ自体は難解な作品らしく評価が分かれている。
リンク: Amazon.co.jp: ディアスポラ: 本: グレッグ・イーガン,山岸 真.

あらゆる困難には教訓が含まれているはず。この本の感想を、しばらく後でいいので、語りあえるようでありたいものだ。

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