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2005年2月13日 - 2005年2月19日

2005/02/16

「稚内体言止め」

ゼミ生たかやなの「Doblog - Softなぶろぐ -」に「稚内体言止め」というカテゴリーが登場した。たぶん意味のわかる読者は少ないと思うので、親切にも背景説明。ちゃんと説明しながら書きなよ。

稚内市内に流通する地元紙に、市内のニュースを取り扱う「稚内プレス」と宗谷管内のニュースを取り扱う「日刊宗谷」がある。「プレス」はタブロイド版で、表裏一枚の日刊紙。「日刊宗谷」も、テレビ面を含めて計4面でこれも日刊紙。北海道新聞には、留萌・宗谷という地方面があるのだが、全国紙は「北海道」面がそれぞれ1,2ページあるだけなので、地元の稚内のニュースは、この地元2紙と道新だけが頼りということになる。それだけ影響力は大きい。

自分の属する小さなコミュニティの支配的メディアのことについて、あまり悪いこともかけない。慎重に言葉は選ばなければ成らないのだが、、、。大手新聞社のような整理部や校閲部がなく、そういう工程が明確に位置づけられていないのではないかと思う。

-誤字脱字が多い
-見出しレイアウトがわかりにくい

という点に加えて、とにかく体言止めや中途半端に終わる文が連発される。手元に新聞がないので具体例をあげにくいのだが、たとえば。

-観光客も雪祭りの盛況ぶりに驚いていた。
-観光客も雪祭りの盛況ぶりに驚いた様子。
-雪祭りの盛況に驚く観光客。
-雪祭りの盛況に観光客も「びっくり」。
-雪祭りの盛況ぶりに驚く観光客も。

一番目の文はあまり採用されず、「様子」「観光客」「びっくり」といった表現で閉じられる文がよく用いられる。「も」も結構好まれているように思う。Yahoo!のサイト紹介文にもよくあるけど。この手の表現は、大手紙でも「締め」の言葉などで用いられていることが多く、おそらく地元二紙もそれにならっているのではないかと思うのだが、あまりに連発されると、読み手はしらけてしまうのだ。紙面が限られているというのもこの表現が多用される原因かもしれないとは思う。しかし、最後に文を閉じる表現に困った結果として、「体言止め」で終わらせたと思われるようなケースも多い。

しかもこの手の表現法は、どうも感染力が強いようで、地元の人の書く文章にも、この二紙の表現手法にならった表現が見受けられる。新聞協会が「NIE」を提唱している中、子供たちの日本語がこのメディア環境によってどういう影響を受けるのか、心配ではある。

ちなみに青森の東奥日報では、「明鏡欄」という投書欄に、結構むちゃくちゃな内容、文体の投書が掲載されていて、一戸家ではよく話題にのぼっていた。テレビでアナウンサーが使う日本語のおかしさを、親が指摘することもよくあった。うちの親はちゃんとメディアリテラシー教育をやってたんだなあ。ありがとう。

成都からの来客

三度訪中し、話し合いを続けてきた成都信息工程学院の周定文院長と李超軟件学院長が来日した。明日稚内に入り、大学で最終調整。18日「情報メディアフォーラム」で交流協定調印式が行われる予定。包括的な協力関係構築の一環として、まずは2006年4月から、20-25名の成都信息卒業生が稚内北星学園大学に編入する。

情報メディアフォーラム in Sapporo::相互交流協定締結式

優秀なITエンジニアの育成が、稚内北星学園大学の果たすべき役割だ。オフショア開発の広まりに合わせる形で、このような発表ができるにいたったことは、非常にうれしいことだ。

稚内行きの飛行機が無事降りてくれればいいのだけど。

フォーラムでは、一戸がこの協定の背景や取組みの全体像について(数分間で)説明する予定。「中国人留学生」というキーワードは、どうも変な風に受け取られがちなので、注意深く、しかし大胆に、関係者の皆さんへの感謝を込めながら(それと四川料理の「麻ラー」な味にも思いをはせながら)、誤解を招かないお話をしたい。

Wired News - 「10代の若者を引きつけるウェブサイト」の作り方 - : Hotwired

大学でウェブサイト構築に関わっているので、この手の話題には敏感に反応してしまう。

- Wired News - 「10代の若者を引きつけるウェブサイト」の作り方 - : Hotwired

何よりもまず双方向性だとニールセン氏は語る。

 「それが共通する特性のようだ」とニールセン氏。この調査のためにニールセン氏は、さまざまなジャンルの数十のウェブサイトを使う米国とオーストラリアの10代の若者を観察した。彼らは「ただ座って読むだけではなく、まったく違うことをしたいと思っている。ただ座って読むのは往々にして退屈だし、そんなことは学校ですでに十分やっているというのだ」

 ニールセン氏によると、双方向性を有するもので最適なのは、掲示板、投票、クイズ、専門家に質問できる機能、あるいは若者が自分のウェブページを作成できるツールなどだという。

 このほかに若者が魅力を感じる要素は、文章で意見を交わす負担が軽減される、そうかといってページを圧迫しない程度の、写真や画像の使用だ。雑然としていたり文章だらけのウェブページを嫌うのは大人も同じだが、大人は画像に対して文字の割合が高いページにずっと寛容だとニールセン氏は指摘する。

 またコンテンツが充実していてもプレゼンテーションが貧弱なウェブサイトの場合、大人に比べて若者を引きつけにくい傾向があるという。

 ニールセン氏はこう話す。「この調査でそうした傾向を数多く確認した。(若者は)1ページか2ページを見てすぐに判断を下す。大人は、ページを見るのに2時間も費やすことはないが、『これは自分の仕事や休暇に必要だ』と思ったらより忍耐強くそこにとどまる」

アメリカ・豪州の10代と日本の10代が、全く同じように考えているとは思わないが、プレゼンテーションの貧弱さを何とかしないといけないというのは、おそらく日本についても当てはまる。

「本文なんて誰も読まない」
っていうのは、紙モノ、WEB双方に共通した従来からの僕の持論ではあるのだけど、仕事をするほうはどちらかというと、「原稿を書く」というところに「仕事をした」感が強いので、なかなか転換ができない。大学のセンセが書き手なので、その傾向は一般企業よりさらに強まる(ような気がする)。

2005/02/15

情報メディアフォーラム in Sapporo::セッション4「情報発信『Hokkaido Style』-地域からの情報発信とIT」企画趣旨

今週の土曜、大学主催の「情報メディアフォーラム」で、1セッション司会をやることになった。私の専門と直接には関係ないのだが、「いいだしっぺ」の提案者が司会をするという、よくある話だ。

情報メディアフォーラム in Sapporo::セッション4「情報発信『Hokkaido Style』-地域からの情報発信とIT」企画趣旨

パネラーの皆さんとやり取りをしているが、内容には大いに期待が持てる。
地域ごとの多様性を反映させながら、全体として「北海道ブランド」を発信するという、なかなか複雑なことを、北海道はやらなきゃいけない。しかし、コンテンツを担う人々の動きはともかく、一般の人々の認識はきわめて低いのではないか、というのが僕の仮説。

「北海道ブランド」の発信に、海外番組配信を通じて取り組んできたテレビ局。
稚内、札幌、それぞれの文脈で情報発信に取り組むNPO。
次世代の「発信者」を育てる高等学校放送部。
それぞれの立場は違うし、個々の皆さんが「北海道」を強く意識しているかどうかは定かではない。おそらく必ずしもそうではないだろう。でもこれらの動きが全体として、トータルな「北海道情報」を作り出していることはまちがいないと思う。

土曜日の午後、札幌在住でお時間のある方はぜひご参加ください。

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